『バックからの極め』大塚博明の「いまさら聞けないベーシック」バックテイク編 その4
えーっっと、亀の体勢というのは平泳ぎをする体勢とは違うのですが!
一人だけいましたね。
今日はバックからの締めの練習です。
練習というよりは、意識・心構え。。かな。
ではいきましょう。
バックは相手をひっくり返してから、足を入れてホールドできるかどうかの攻防になると思います。
ここで相手の意識をフックの防御に注いでいる間に襟をつくりましょう。
基本は深くもちたいのですが、なかなかそうはいかないので、反対の送り手で襟をめくり、絞め手で襟を深くつかみます。
反対の手は相手の胸を前を持ちます。そうなると相手も両手で首を守らないと締められちゃうので、そのときにフックをかけます。
もしそれでも手を使ってフックを入れさせないように守ってきたら、そのまま締めましょう。
以上が襟締めです。
続けて裸締めも同じです。
たすき掛けでバックに回り寝かします。
フックしたいけどーっていう攻防になりますが、そのときは首がおろそかになるので片手で首に巻き付けます。
顎ごとカチあげる様に。
ここでキャッチできてえば、もう決まりです。
あとは脇から手を抜いて二の腕を掴んで締めます。。
自分の手の平を首の後ろに当てて手の甲と自分の耳を当てるのがポイントですね。
基本的には相手を転がした瞬間が一番足に意識が行く時なので、このときに締める準備をしましょう。
足をかけていなくても、絞めることができます。
ただし、そのままだと上手に締めることはできないので、エビをして相手を下にずらしてやります。
締め手を抜くことで決まっていくので、くっついたままでは締まりません。
この状態で両手を使って防御されたとしても、そのときは足をフックさせ、足も使って絞るとさらに強力に締めることができます。
足を狙うときは首を意識させる、首を狙うときは足を意識させることがポイントですね。
つまりバックからの決定率を上げる極意は、上下に意識を逸らせていきましょう!
ということで今回もかなり勉強になりました。
柔術って考えないといけない格闘技ですから、面白いですよね。