どこでもアームトライアングル
道場に一人はスパーしたくない相手がいる!
まぁあるあるじゃないでしょうか。
私は一人どころじゃないですよ。
パワー系や痛い技を使ったり、抑え込みから息苦しくなる技を使ってくる人だったりしますね。
スパーが終わったあとになんか嫌な気分になったりします。
うちの道場にはいないですが、道着のニオイがきつい人も遠慮したいところですね。
お互いが気持ちよくスパーできるように心がけていきたいですね。
今日はアームトライアングルを紹介したいと思います。
肩固めっていったほうが通じる人も多いかな。
①レッグドラッグからの肩固め
オープンガードの状態からレッグドラッグをします。
相手の足首をとって自分の対角の脇下に引き込みます。
膝を入れてお腹でヒザ横を抑えながら、そのままマットに着地。
相手は前腕で顔を抑えてくると思いますが、手で流しておく。
そのまま相手の首後ろで両手で組みプレス、プレス!
顔の横でも相手の腕にはプレッシャーをかけておいてください。
そのままサイドに移動して相手の背中をマットにつける。
脇を閉じながら絞め上げます。
時計のように周りながら絞めるとより強固なものになります(早川光由風な言い方で)。
②サイドポジションからの肩固め
相手は前腕を使って顔を抑えようとしてくるでしょう。
ここは相手の肘を押し込んでスカしてやります。
ちゃんと自分の顔もズラすとやりやすいですよ。
そこから自分の耳の位置で相手の腕を内側に押し込んでやります。
顎の下に相手の肩がくるようになるといいですね。
次に自分の頭と手を逆サイドにおいてバランスを取りながら、自分のヒザも逆サイドに移動。
ヒザをマットに着かせます。
そこからワイパーの動きで逆サイドに完全に移動。
ワイパーの動きとは後ろで足を交差させて、もともと置いていた足を抜く方法です。
足が完全に移動したら一度腰を上げて相手の肩へのプレッシャーを強くしておきます。
あとは同様に相手の方の後ろで手を組んで周りながら絞めてください。
③サイドから脇を差してきた時のダイスチョーク
脇を差してきたら外側から巻きつけて相手の後頭部まで手を差し込む。
襟は持ってなくて相手の首後ろに手を引っ掛ける感じです。
プレスをかけておかないと逃げられてしまうので注意。
足を外側に開いて頭後ろで手を組み、自分の胸で相手の腕を抑えて極める。
④サイドから脇を差してきた時の肩固め
相手がエビなどで逃げると相手との距離ができてしまいます。
距離ができると相手の首後ろまで手を差し込むことは難しくなりますね。
そんなときは自分の耳を相手の脇下につけて奥まで届くようにします。
そのまま通した腕を刈るようにアームトライアングルをセットし、胸で押し込んで極めます。
⑤亀の体勢へのアナコンダチョーク
手を前から対角の脇下にでるように差し込み、胸で相手の肩を押してコントロールする。
ここでそのままアームトライアングルにいってもなかなか極めることは難しいと思います。
手を組んで脇を絞めるようにすると相手の腕が流れて、より深く三角に組むことができます。
そのまま自分の頭を相手のお腹に入れるように回転し相手を仰向けにさせてください。
その状態でも極まるかもしれませんが、ダメ押しで自分の足を相手の腕に乗せてヒザでプレッシャーをかけることでより極まりやすくなります。
⑦クローズドガードからのアームトライアングル
ガードのなかで相手が立ち上がってきたときに、相手の肘を流してやりましょう。
そのまま相手の背中で手をクラッチします。
腰を少し外側に出して腕を三角に組めば深く入って極めることができます。
⑧バタフライガードからのダイスチョーク
お互い座った状態で自分の両足を相手の股下に入れておきます。
半身の状態になり両手で相手の袖をもって対角に引き、相手の手をマットに引き落とします。
その際、途中で片手は離しておき、相手の脇下から手を差し込みます。
マットに付いている手はそのまま掴んでおいてください。
相手がすぐに頭を挙げないように顎で相手の首後ろをプレスします。
そしてすぐに自分の腕を回してアームトライアングルをセット。
足を相手の腰横にフックして、足裏を使って相手を返してください。
フックした足はキープしたまま、絞め付けて極めてください。
⑨アメリカーナからのアームトライアングル
マウントポジションから相手の首に腕を回しておきます。
そして相手の腕をVの字になるように手首を押さえておきましょう。
次に首に回した手で相手の手を掴みにいきたいのですが力づくでやってもなかなか相手を制することができません。
そこで一旦自分の肩を入れて腕を伸ばすことで、相手の腕を伸ばさせ、その反動で一気に腕を頭に近づけてやるとうまくいきやすいですね。
首に回っている手で手首を掴み反対の手を肘下から通してアメリカーナ(V1アームロック)の体勢に持っていきます。
ただマウントからのアメリカーナはやりにくい体勢で相手が肘を立ててしまうと途端に極まらなくなります。
そこで相手の肘を起こしたり立ててきたりしたら、自分の顎を肘横に入れてプレスしてやりましょう。
そのままだとマウントからの肩固めになりますが、サイドに移行したほうがきまりやすいでしょうね。
⑩バックからのアームトライアングル
バックからシートベルトグリップで後ろに倒れます。
相手を引き付けて高い位置でキープしておきましょう。
相手を仰向けにして、体の軸を少しずらす。
そして脇に差している手を更に差し込んで、アームトライアングルを組みます。
自分に引き付けて極める。
はい!以上10種類のアームトライアングルを紹介させていただきました。
これならどこからでも狙っていけますね。
ただこの技は体力の消耗が半端ないので、極めきれないと思ったら次の技にいくようにしておきましょうね。
一つの技に固執するのでは体力の消耗で最後には負けてしまいます。
ということで今日はこの辺で終わりたいと思います。
最後まで見ていただいてありがとうございました。
全力!脱力柔術~!