スパイダーガードの地上戦はこの動画を見れば完璧です
タップを一回しか叩かない人は普段のコミュニケーションも悪い人が多い!
いますねぇ、タップを一回しか叩かない人。
極め手としもすぐに外していいのかよくわからないですし、外して攻め込んで来られてもなぁっていうのがある。
意地なのかそれとも良いように捉えられたらラッキーと思っているのかよくわかりませんが、はっきりしなくてどちらとも取れるようなタップをするやつとはスパーを遠慮させてほしいですよね。
怪我したって誰も得しませんから。。
ということで今日も動画をやっていきたいと思います。
今日はまたまた金古一朗先生の動画を紹介させていただきます。
とにかくわかりやすくて実際に使える技なんですよねぇ。。
しかも声がはっきりと聞き取りやすくて、言い間違いや気になるクセが少ないというところが実は一番良かったりしますね。
今日はスパイダーガードを紹介していきます。
長い動画にはなりますが、宜しくお願いします。
金古先生のスパイダーガードは、両袖を持って張るというのではなくて、片襟と片袖を持って張るというスタイルですのでこれをベースにお話頂いております。
まずはスタンドからスパイダーに持っていきましょう 0:42~
最初に相手の襟を狙っていきます。
片足を前に出して、なるべく低く構えてください。
スタントでの前足と同じ側の手で相手の正面の襟を掴みにいきます。
相手の襟をつかんだらすばやく滑りこむ事。
最近はルールも厳格化されてまして、相手を掴まずに座ると注意されるので気をつけてください。
掴んだら、よくそのまま相手にガーッってパスガードされちゃう人も多いかもしれません。
そうならないようにまずはシッティングガードをとります。
シッティングガードとは、
①手と膝、足首を一直線上に揃える
②手足よりも頭を前に出す
③さらに襟を持っている手を思いっきり伸ばす
が基本です。
こうするとフレームがしっかりできて、相手も前にグイグイ出てこれなくなってしまいます。
ただし、体が起きていたりだとか肘が曲がっていたりすると、一気に倒されてパスガードされちゃいますね。。
頭を出して、腕をしっかり伸ばすことを忘れないようにお願いします。
ここから一気に背中をついてスパイダーに引き込んでいきます。
両足は相手の肘に当てておく。
相手が襟を外しにくるタイプだと想定して、今回は両手で片襟を持つことにしましょう。
ここから相手の出方によって変化させていきます。
・相手が動きがなかったら。。
相手が特に何もしてこなかったら、そのまま片袖を握って足で肘を張らせます。
反対の足を相手の脇腹に当てて、ガードをキープしていきます。
スタンドのときに相手の襟を持つ手と自分のスパイダーしたい足が同じときは、正面の襟ではなくて対角の襟を持って両手持ちの際に入れ替えましょう。
・相手が腕を回して二の腕に当てている足を外してきたら。。
相手も二の腕に足があたっているのは嫌なので、袖も掴んでいないことから腕を回せば簡単に足を外すことができます。
足を解除されて相手がパスガードにくるとします。
まずは襟を持っていない側に回りこんで来た時を想定しましょう。
ズボンを掴まれたら、こちらも袖を掴みます。
次に襟を持っている側の足で相手の肩をしっかりと蹴ると、スペースができるので、掴まれていた足を相手の肘に当てて正対します。
これでスパイダーガードが完成しますね。
では次に襟を持っている側に回りこんで来たら。。
こっちはちょっと厄介ですね。
そのまま袖を掴んで当てている足でスパイダーがやれそうなのですが、そのままやると相手に横にバタンと倒されてしまいます。
そのときどうするかというと、スパイダー側の足とは逆の足で相手の脇を押してやりましょう。
そして相手の袖をもって、足を振り下ろすことで相手のグリップを切ってしまいます。
グリップが切れたら改めて相手の肘裏に足を当てて、反対の足を脇の下に当てるとスパイダーガードが完成します。
では、ここで片足スパイダーでもう片足は相手の脇下の状態でキープする方法をやってみましょう。
相手が脇を絞めてくると足を流されやすくなってしまうので、そうさせないように脇下にいれる足をしっかり上げて脇を物理的に締めさせないようにします。
そして膝は足首よりも高くセットしてください。
こうすることで相手に重くなってしっかりとプレッシャーをかけることができます。
最後にスパイダー側の肩を浮かします。
こうすることで半身になるので、襟を引き付ける腕の力が強くなります。
ということでスパイダーキープに必要なポイントは
①脇下に足をフック
②膝は相手よりも高くセット
③スパイダー側の肩を浮かす
ということになります。3つセットで覚えてください。
では次にコンバットベースの相手へのスイープをやっていきます。 11:25~
姿勢がかなり低い状態で完全に腰を落とし、脇を内側に絞めている状態です。
そして自分の膝の中に両肘を入れて、脇を開かせなくするやり方。
本来スパイダーの足の当ては腕に対して直角に当てたいのですが、このやり方だとどうしても安定して当てられないので心もとなくなりますよね。
これでスパイダーを外してパスしてくる人もよくいますね。
こんなときは一旦空いている足をマットにつけてエビをします。
エビをして自分の体が半身になることで、相手の腕に対して直角になるのがわかりますでしょうか?
ただこの状態では相手の脇を開けさせて足のフックを入れるのが難しいので、ちょっと考え方を変えていきましょう。
ではどうするか。ベースごと崩してやります。
空いている足で相手の足首に自分の足を入れ込む、シントゥシンの状態にします。
次に脇をしめつつスパイダーの足は外側に思いっきり蹴り出しながら、反対の足を跳ね上げていきます。
相手はバランスを崩すと思いますが、スイープにつながらなくても構いません。
相手の脇のスペースが空くので、そこに足のフックを入れてスパイダーの形にすることができます。
ということで、両脇をしっかりしめている状態というのは土台がしっかりしている状態じゃないと成り立たないので、土台を崩すことを考えましょう。
ではここからやっとスイープにいきましょう!
片足はスパイダーもう片足は相手の脇下にフックしている状態で、相手の股下に手を入れてもぐらせていきます。
そうあると相手へのフックが外れて足がフリーになると思うので、その足を思いっきりマットに付けてその勢いでスパイダーの足を自分の頭側に振り上げます。
膝は曲げた状態で角度固定。膝はまったく伸ばさず、股関節の動きだけを心がけるようにしてください。
このほうが力が逃げにくくなります。
このマットに付けた足の力をスパイダー側の足に伝えるのが重要で、ここが弱いと相手にこらえられてしまいます。
自分もスパイダーからスイープするときにここが意識できてなかったなぁと思います。
大事ですね。ここが脱初心者のポイントでしょうか。
自分の頭側に足を振り上げることで相手はバランスを崩して手をついてくると思います。
ここからは軌道修正して振り上げた足を横に返していきます。
相手が頑張って踏ん張ってきたときは、このまま崩れちゃったりすることも多いでしょう。
私もこの辺がいい加減で、崩れてそのままの流れで上にはなったけどガードされてる場合がよくあります。
そんなことにならないようなコツとしては、空いている手で太ももとか、、つかめるところは掴んでおいて、しっかりと押し込んでやることが大事ですね。
ズボンを持って天にパンチしてやるイメージです。
このフォローがあるかないかで、スイープになるかどうかの分かれ目になってしまいますね。
でわでわ、次は膝立ちの相手へのスイープをやってみましょう。 19:11~
相手が膝をついてくるとき。。。
膝を立てるとスイープしてくるのがわかっている人は、両膝ついてディフェンスしてくる人もいます。
自分の足が脇下でフックされている状態は相手も三角絞めはないと読んでいるので、相手も低い体勢になり、足に触ろうとすると足を引いてきたりしますね。
襟を取りにいっても、相手によっては切られてしまいます。
ちなみに襟の外し方は、手首を持つのではなくて相手の袖を袋取りしてください。
そのまま自分の背筋も使うと結構切れやすいです。
ということで、股下をすくえなかったり、襟を持てなかった場合は、相手の帯を持ちにいきます。
先程と同様に足を頭方向に送り出して、相手のバランスを崩させるのですが、ズボンを持っていないので相手は両足で耐えてくるでしょう。
ここから相手の足首を腿と鼠径部で挟み込みます。
帯は持ったままにしておくと相手は足が抜けにくくなりますね。
このまま相手の反対の足の奥側(裾など)を持って、後ろに倒していきます。
スパイダーの足を一旦振り上げて下ろせば相手は返ります。
後ろに変わらなかった場合は、自分の頭を入れて股下にもぐってスイープしていきます。
頭を入れるのが難しいってのはよく言われますが、一つコツとしてしっかり足を振り上げてから頭を入れるってのがありますね。
足をスイングさせて足から入っていくイメージ。お尻は上げていきましょう。
お尻を上げないとマットとの接地面積が大きくてスムーズに回転できなくなりますよ、ぜんぜん違うので是非試してみてください。
股下に頭が入ったら、そのまま相手と180°までいく勢いで回転してください。
そのままの相手を返すことができるでしょう。
では最後! 後傾になってディフェンスしてきた相手へのスイープです。
襟が切れなかった場合、相手はお尻をついて寝込みながら襟を切ってくるパターンもけっこうあります。
よくやられるのは肘をついた状態で、背筋を使って襟を切ってきますね。
肘をついてベースを保っている相手には、スパイダーの袖を外して相手の肩を蹴ります。
腕を蹴ってしまうと力が逃げやすくなります。
そのまま横転をするようにうつ伏せになりつつ、手をマットについてください。
さらにこのマットについた手で押して、相手に覆いかぶさっていきましょう。
自分が仰向けの状態のまま後ろに這っていくような感じで、サイドポジションを取ることができました。
おしゃ〜なんとか最後まで来ました。
30分の長い動画でしたが、見ていただいてありがとうございました。
多分セミナー丸ごと載っけて頂いているんだと思いますが、大変ありがたいです。
これでスパイダーの地上戦は完璧なんじゃないかな。
ただ技を掛ける人と受ける人は道着の色を変えた方がもっと見やすくなったかも。
まぁそこまでなかなか考えられないですよね。
はい、今日はこれで終わり。
今日も、ネットサーフィンで1日が終わるでお馴染みの我らが道場主、ニーチョ先生よりありがたいお言葉を頂戴しておりますのでご紹介したいと思います。
我慢は、柔術にとって
負けよりも危険な敵である。
白帯ニーチョ #今日はGW中唯一の練習日
スパーリングは技術の出し合いの場であって、勝った負けたじゃないんですよね。
膠着せずに動き続けれればいい練習になると思います。
ふぅ。
これまで続けていた白帯ニーチョの名言集も今回で最後!
元々は自分の為にもなるということで載せてましたが、理解が難しい言葉もあって大変な時もありました。
また何か思いついたらまたやっていこうと思います。
ありがとうございました。
引き続きいい GWを!
全力!脱力柔術〜!